・ジャズピアノ練習法(ソロピアノ・アドリブ・コード編)
・ビバップ常套句1377

ジャズピアノレッスン

大人のピアノ初心者の練習法 | ジャズピアノのはじめかた

ピアノは子供の頃に習っていたという方も多いかもしれませんが、大人になってから始めるとなると、なかなか時間や気力が取れないと感じる方もいるでしょう。しかし、ピアノは毎日長時間練習しなくても、効果的な方法で練習すれば、短期間で上達することが可能です。この記事では、大人のピアノ初心者が毎日短時間の練習で上達するための6つの方法を紹介します。

1.基礎練習を欠かさない

ピアノを弾く前には、必ず基礎練習を行いましょう。基礎練習とは、指のストレッチやスケール、アルペジオなど、ピアノの基本的な技術を身につけるための練習です。基礎練習をすることで、以下のような効果があります。

指の動きや柔軟性を向上させる
楽譜の読みやすさや音感を養う
リズムやテンポ感を身につける
音の強弱や表現力を磨く
基礎練習は、練習曲に入る前に5分から10分程度行うだけで十分です。毎回同じ練習をするのではなく、自分の苦手な部分や目標とする曲の難易度に合わせて、練習内容を変えてみましょう。

2.片手ずつ練習する

ピアノを弾くときは、右手と左手がそれぞれ異なる動きをします。初心者のうちは、両手で同時に弾こうとすると、混乱してしまうことが多いでしょう。そこで、まずは片手ずつで練習することをおすすめします。片手ずつで練習することで、以下のようなメリットがあります。

楽譜の読み方や運指を確認しやすい
音やリズムの間違いに気づきやすい
両手で弾くときのバランスや協調性を高める
片手ずつで練習するときは、まず右手から始めると良いでしょう。右手はメロディを担当することが多いので、曲の流れやイメージをつかみやすいからです。右手でスムーズに弾けるようになったら、左手に移りましょう。左手はベースやコードを担当することが多いので、音の重なりや和音の構成を意識しながら弾きましょう。最後に、両手で弾くときは、右手と左手の音量やタイミングを合わせることに注意しましょう。

3.テンポを落として練習する

ピアノを弾くときは、楽譜に書かれたテンポや速度に従って弾くことが理想ですが、初心者のうちは、一気に目標のテンポで弾こうとすると、ミスをしてしまうことが多いでしょう。そこで、テンポを落として練習することをおすすめします。テンポを落として練習することで、以下のような効果があります。

間違えやすい部分や苦手な部分に集中できる
音やリズムの正確さや安定さを高める
楽譜の細かい記号や表現を把握できる
テンポを落として練習するときは、メトロノームを使うと良いでしょう。メトロノームは、一定の間隔で音を鳴らしてくれる道具で、リズムやテンポを正しく保つのに役立ちます。メトロノームを使って、自分が間違えずに弾けるテンポから始めましょう。そのテンポで完璧に弾けるようになったら、少しずつテンポを上げていきましょう。目標のテンポに近づくまで、このサイクルを繰り返しましょう。

4.反復練習をする

ピアノを上達するには、反復練習が欠かせません。反復練習とは、同じフレーズや小節を何度も繰り返して弾くことです。反復練習をすることで、以下のような効果があります。

指の動きや運指を身体に覚えさせる
音やリズムの感覚を養う
曲の構成や流れを理解する
反復練習をするときは、曲全体を通して弾くのではなく、難しい部分や苦手な部分をピックアップして、その部分だけを何度も弾きましょう。そのときは、テンポを落として弾くことや、片手ずつで弾くことも忘れずに行いましょう。反復練習をすることで、その部分がスムーズに弾けるようになったら、曲全体を通して弾いてみましょう。別の難しい部分や苦手な部分が見つかったら、同じように反復練習をしましょう。

6.自分の演奏を録音して聴く

ピアノを練習するときは、自分の演奏を録音して聴くことも大切です。自分の演奏を録音して聴くことで、以下のようなメリットがあります。

自分の演奏を客観的に評価できる
音やリズムの間違いや不安定さに気づける
音の強弱や表現力の改善点に気づける
自分の演奏を録音して聴くときは、スマートフォンやレコーダーなどを使って、練習曲を通して弾いたものや、反復練習した部分だけを録音してみましょう。録音したものを聴きながら、以下のような点に注意してチェックしましょう。

楽譜に書かれたテンポやリズムに合っているか
音が正確に出ているか
音のバランスやニュアンスが良いか
音の切れやつながりがスムーズか
音の強弱や表情がついているか
録音したものを聴くことで、自分では気づかなかったミスや改善点に気づくことができます。気づいた点はメモしておいて、次の練習のときに意識して取り組みましょう。自分の演奏を録音して聴くことは、自分の上達度を確認することにもなります。定期的に録音して聴くことで、自分の成長を実感できるでしょう。

まとめ

この記事では、大人のピアノ初心者が毎日短時間の練習で上達するための6つの方法を紹介しました。以下がポイントです。

基礎練習を欠かさない
片手ずつ練習する
テンポを落として練習する
反復練習をする
自分の演奏を録音して聴く
少ない時間でも毎日練習する
ピアノを始めたばかりの方は、これらの方法を実践してみてください。効果的な練習法を身につけることで、短期間で上達することが可能です。ピアノは楽しく弾くことが一番のコツです。自分のペースで続けていきましょう。