・ジャズピアノ練習法(ソロピアノ・アドリブ・コード編)
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ジャズピアノレッスン

カーメン・マクレーの名盤5選 | ジャズピアノのはじめかた

ジャズの歌姫として名高いカーメン・マクレーは、そのハスキーで力強い声と、独自の解釈でジャズのスタンダードを歌い上げました。彼女は、自身のバンドや、夫であるサックス奏者のベニー・カーターと共演したほか、多くのジャズの巨匠とも共演しました。今回は、カーメン・マクレーの代表作の中から、5枚の名盤を紹介します。

1. Carmen McRae (1955)

このアルバムは、カーメン・マクレーの初期の傑作として知られる作品です。彼女の声は、まだ若々しく、明るく、軽やかです。彼女は、ジャズの名曲や、ブロードウェイのミュージカルの曲など、様々な曲を自分のものにして歌います。また、ピアニストのマット・マシューズ、ベーシストのウェンデル・マーシャル、ドラマーのケニー・クラークという優秀なリズム隊との息の合った演奏も聴きどころです。収録曲の中では、「Sometimes I’m Happy」や「Exactly Like You」などが特に素晴らしいです。

2. After Glow (1957)

このアルバムは、カーメン・マクレーがピアニストのレイ・ブライアントと共演した作品です。彼女の声は、より深みと感情が増しています。彼女は、バラードやブルースなど、様々なテンポやムードの曲を歌います。また、レイ・ブライアントのピアノは、彼女の声にぴったりと寄り添って、美しいハーモニーを奏でます。収録曲の中では、「I Can’t Escape From You」や「Guess Who I Saw Today」などが特に印象的です。

3. Carmen McRae Sings Lover Man and Other Billie Holiday Classics (1962)

このアルバムは、カーメン・マクレーがビリー・ホリデイの曲をトリビュートした作品です。彼女の声は、ビリー・ホリデイの影響を受けて、よりハスキーで力強くなっています。彼女は、ビリー・ホリデイの代表曲や、彼女が愛した曲など、様々な曲を歌います。また、サックス奏者のエディ・ロックジョウ・デイヴィスや、ピアニストのノーマン・シモンズなど、優れたミュージシャンとの共演も見逃せません。収録曲の中では、「Lover Man」や「God Bless the Child」などが特に素晴らしいです。

4. The Great American Songbook (1972)

このアルバムは、カーメン・マクレーがアメリカのポピュラー音楽の名曲を歌った作品です。彼女の声は、より熟成されて、より豊かな表現力を持っています。彼女は、コール・ポーターやジョージ・ガーシュウィンなど、アメリカの名作曲家の曲を歌います。また、ピアニストのジミー・ロウルズや、ギタリストのジョー・パスなど、素晴らしいミュージシャンとの共演も聴きどころです。収録曲の中では、「My Funny Valentine」や「Summertime」などが特に素晴らしいです。

5. Carmen Sings Monk (1988)

このアルバムは、カーメン・マクレーがセロニアス・モンクの曲を歌った作品です。彼女の声は、まだまだ衰えを知らず、力強く、鋭く、独創的です。彼女は、セロニアス・モンクの曲に、ジョニー・マーサーやベティ・カーターなどがつけた歌詞を歌います。また、ピアニストのエリック・ガンソンや、ベーシストのジョージ・ミラーなど、優秀なミュージシャンとの共演も見逃せません。収録曲の中では、「Round Midnight」や「Blue Monk」などが特に素晴らしいです。

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