・ジャズピアノ練習法(ソロピアノ・アドリブ・コード編)
・ビバップ常套句1377

ジャズピアノレッスン

ハリー・ジェームスの名盤5選 | ジャズピアノのはじめかた

スウィング時代のトランペットのスターとして活躍したハリー・ジェームスは、その華麗なテクニックと美しい音色で多くのファンを魅了しました。彼は、自身のバンドを率いて数々のヒット曲を生み出し、映画やテレビにも出演しました。今回は、ハリー・ジェームスの代表作の中から、5枚の名盤を紹介します。

1. Trumpet Blues and Cantabile (1942)

このアルバムは、ハリー・ジェームスのバンドの最盛期を記録した作品です。彼のトランペットは、高音域での華やかなソロや、低音域でのしっとりとした歌い方など、多彩な表現力を見せます。また、バンドのメンバーも、彼に負けず劣らずの実力を発揮します。収録曲の中では、タイトル曲の「Trumpet Blues and Cantabile」や「I’ve Heard That Song Before」などが特に有名です。

2. Harry James and His Orchestra 1948-49 (1950)

このアルバムは、ハリー・ジェームスがビバップの影響を受けて、よりモダンなサウンドに挑戦した作品です。彼のトランペットは、より複雑で速いフレーズや、より冒険的なハーモニーに挑戦します。また、バンドのメンバーも、若手のビバップ奏者を多く起用して、新鮮な演奏を聴かせます。収録曲の中では、「Ciribiribin」や「Autumn Serenade」などが特に素晴らしいです。

3. Harry James in Hi-Fi (1955)

このアルバムは、ハリー・ジェームスがハイファイ録音の技術を用いて、自身の代表曲を再録音した作品です。彼のトランペットは、よりクリアで豊かな音色で、彼の名曲を再現します。また、バンドのメンバーも、彼の長年のパートナーであるボビー・ハケットやバディ・リッチなど、錚々たる顔ぶれです。収録曲の中では、「You Made Me Love You」や「Two O’Clock Jump」などが特に聴きどころです。

4. The New James (1962)

このアルバムは、ハリー・ジェームスがジャズとポップスの融合を試みた作品です。彼のトランペットは、当時のヒット曲や映画のテーマ曲など、ポップスの曲をジャズ風にアレンジして演奏します。また、バンドのメンバーも、彼の息子であるハリー・ジェームス・ジュニアや、歌手のコニー・ハインズなど、新しい顔が加わっています。収録曲の中では、「Moon River」や「Maria」などが特に印象的です。

5. Comin’ From a Good Place (1974)

このアルバムは、ハリー・ジェームスが亡くなる前年に録音した最後のスタジオ録音です。彼のトランペットは、年齢のせいか、以前ほどの高音やスピードはありませんが、その分、より深みや感情が増しています。また、バンドのメンバーも、彼の古くからの仲間や、若手の才能ある奏者との共演が見られます。収録曲の中では、「Corner Pocket」や「Lara’s Theme」などが特に素晴らしいです。

詳細情報についてのリンク

ハリー・ジェームスについての詳細はこちらをご覧ください。
各アルバムの詳細はこちらこちらこちらこちらこちらをご覧ください。
各アルバムの曲を聴くにはこちらこちらこちらこちらこちらをクリックしてください。