・ジャズピアノ練習法(ソロピアノ・アドリブ・コード編)
・ビバップ常套句1377

ジャズピアノレッスン

アニタ・オデイの名盤5選 | ジャズピアノのはじめかた

ジャズの歴史において、ボーカルの名手として知られるアニタ・オデイは、スウィングからビバップまで、様々なジャズのスタイルに挑戦し、数多くの名演を残しました。彼女の明るく力強い歌声と独創的なフレージングは、今なお多くのファンやミュージシャンに影響を与えています。そんなアニタ・オデイの膨大な作品の中から、代表的な名盤5枚を紹介します。

1. Anita O’Day Sings Jazz (1956)

アニタ・オデイがジャズのスタンダード曲を中心に歌ったアルバムです。このアルバムは、アニタ・オデイの歌声を世に知らしめた傑作として評価されています。彼女の歌声は、スウィング感溢れるリズムやメロディに合わせて、自由に即興演奏するように歌います。収録曲の中には、ジャズのスタンダードとなった「Honeysuckle Rose」や「Sweet Georgia Brown」などもあります。スウィング・ジャズの名盤です。

2. Anita Sings the Most (1957)

アニタ・オデイがピアノの名手であるオスカー・ピーターソンと共演したアルバムです。アニタ・オデイとオスカー・ピーターソンは、互いに異なる音色とスタイルを持っていましたが、このアルバムで見事に調和し、美しいハーモニーを奏でます。彼らのソロは、バラードやブルースなどの曲において、感情豊かに歌うように表現されます。収録曲の中には、ジャズのスタンダードとなった「’S Wonderful」や「Love Me or Leave Me」などもあります。ピアノ・ジャズの名盤です。

3. Anita O’Day at Mister Kelly’s (1958)

アニタ・オデイがシカゴの有名なナイトクラブであるミスター・ケリーズで録音したアルバムです。アニタ・オデイは、このアルバムでライブの雰囲気を最大限に生かし、自分の音楽をポピュラーに飾ります。彼女の歌声は、観客の反応や気分に応じて、ファンキーに歌います。収録曲の中には、ジャズのスタンダードとなった「Tea for Two」や「Let’s Fall in Love」などもあります。ライブ・ジャズの名盤です。

4. Anita O’Day and Billy May Swing Rodgers and Hart (1960)

アニタ・オデイがビリー・メイのオーケストラと共演し、ロジャースとハートの曲を歌ったアルバムです。アニタ・オデイは、このアルバムでオーケストラの美しいアレンジに合わせて、優雅に歌います。彼女の歌声は、ロジャースとハートの名曲に新しい魅力を与えます。収録曲の中には、ミュージカルの名曲である「Bewitched, Bothered and Bewildered」や「I Could Write a Book」などもあります。オーケストラ・ジャズの名盤です。

5. Anita O’Day and the Three Sounds (1962)

アニタ・オデイがトリオ編成で録音したアルバムです。アニタ・オデイは、このアルバムでピアノの可能性を最大限に発揮します。彼女の歌声は、ベースとドラムのみの伴奏によって、より純粋に表現されます。収録曲の中には、ジャズのスタンダードとなった「When the World Was Young」や「Whisper Not」などもあります。ボーカル・ジャズの名盤です。