・ジャズピアノ練習法(ソロピアノ・アドリブ・コード編)
・ビバップ常套句1377

ジャズピアノレッスン

グラント・グリーンの名盤5選 | ジャズピアノのはじめかた

1. Grant’s First Stand (1961)

このアルバムは、グラント・グリーンの初のリーダー作品で、オルガン・トリオのフォーマットを採用したアルバムです。グラント・グリーンは、ブルースやゴスペルの影響を強く受けたギター・スタイルを持ち、シングル・ノートのソロやリズム・ギターのコンピングでグルーヴを作り出します。このアルバムには、彼のオリジナル曲「Miss Ann’s Tempo」や「Blues for Willarene」のほか、レイ・チャールズの「Baby Let Me Hold Your Hand」やホレス・シルヴァーの「Airegin」などのカバー曲が収録されています。このアルバムは、グラント・グリーンのブルージーでソウルフルなギター・プレイを堪能できる名盤です。

2. Idle Moments (1964)

このアルバムは、ブルーノート・レーベルで録音されたグラント・グリーンの代表作のひとつです。グラント・グリーンは、ジョー・ヘンダーソン(テナー・サックス)、ボビー・ハッチャーソン(ヴィブラフォン)、デューク・ピアソン(ピアノ)、ボブ・クランショウ(ベース)、アル・ヘアウッド(ドラムズ)という豪華なメンバーと共演しました。このアルバムには、彼のオリジナル曲「Jean de Fleur」や「Nomad」、デューク・ピアソンの作曲したタイトル曲「Idle Moments」、ジョン・ルイスの「Django」などが収録されています。このアルバムは、グラント・グリーンの繊細で美しいギター・プレイと、メンバーの息の合ったアンサンブルを楽しめる名盤です。

3. Green Street (1961)

このアルバムは、グラント・グリーンがギター・トリオのフォーマットで録音したアルバムです。グラント・グリーンは、ベン・タッカー(ベース)、デイヴ・ベイリー(ドラムズ)というリズム・セクションと共演しました。このアルバムには、彼のオリジナル曲「No. 1 Green Street」や「Grant’s Dimensions」、ジョージ・ガーシュウィンの「I’ll Remember April」やチャーリー・パーカーの「Round About Midnight」などのカバー曲が収録されています。このアルバムは、グラント・グリーンのスウィング感とテクニックを堪能できる名盤です。

4. Matador (1965)

このアルバムは、グラント・グリーンがジャズの巨匠であるジョン・コルトレーンのバンドのメンバーと共演したアルバムです。グラント・グリーンは、マッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、エルヴィン・ジョーンズ(ドラムズ)という名手とともに、モード・ジャズの傑作に挑戦しました。このアルバムには、彼のオリジナル曲「Matador」や「My Favorite Things」、ジョン・コルトレーンの「A Love Supreme」の一部である「Acknowledgement」などが収録されています。このアルバムは、グラント・グリーンのモダンでエモーショナルなギター・プレイと、ジョン・コルトレーンのバンドのインパクトを楽しめる名盤です。

5. Alive! (1970)

このアルバムは、グラント・グリーンが1970年に行ったライブ録音のアルバムです。グラント・グリーンは、この時期にファンクやソウル・ジャズに傾倒し、オルガンやコンガなどの楽器を加えたバンドで演奏しました。このアルバムには、彼のオリジナル曲「Down Here on the Ground」や「Sookie Sookie」、ジェームス・ブラウンの「I Don’t Want Nobody to Give Me Nothing」やモータウンの「Let the Music Take Your Mind」などのカバー曲が収録されています。このアルバムは、グラント・グリーンのファンキーでグルーヴィーなギター・プレイと、観客の熱気を感じることができる名盤です。