・ジャズピアノ練習法(ソロピアノ・アドリブ・コード編)
・ビバップ常套句1377

ジャズピアノレッスン

ライオネル・ハンプトンの名盤5選 | ジャズピアノのはじめかた

1. Stardust (1947)

このアルバムは、ライオネル・ハンプトンが1947年に録音したライブ・アルバムです。ライオネル・ハンプトンは、ベニー・グッドマンのバンドで活躍した後、自身のビッグ・バンドを率いて人気を博しました。このアルバムには、彼の代表曲である「Flying Home」や「Hamp’s Boogie Woogie」のほか、ホーギー・カーマイケルの名曲「Stardust」などが収録されています。このアルバムは、ライオネル・ハンプトンのヴィブラフォンのテクニックとスウィング感、バンドの熱気と楽しさを感じることができる名盤です。

2. Lionel Hampton with the Just Jazz All Stars (1955)

このアルバムは、ライオネル・ハンプトンが1955年に行ったジャスト・ジャズ・コンサートでの演奏を収録したアルバムです。ライオネル・ハンプトンは、ジャズのオールスターとして、チャーリー・シェイヴァース(トランペット)、ウィリー・スミス(アルト・サックス)、バディ・リッチ(ドラムズ)などと共演しました。このアルバムには、彼のオリジナル曲「Airmail Special」や「Midnight Sun」、デューク・エリントンの「Perdido」や「How High the Moon」などのスタンダード曲が収録されています。このアルバムは、ライオネル・ハンプトンのモダンでエキサイティングなギター・プレイと、ジャズの巨匠たちの息の合ったアンサンブルを楽しめる名盤です。

3. Hamp and Getz (1955)

このアルバムは、ライオネル・ハンプトンがスタン・ゲッツ(テナー・サックス)と共演したアルバムです。ライオネル・ハンプトンは、スウィングからビバップまで幅広いジャズのスタイルに対応できるギタリストであり、スタン・ゲッツは、クール・ジャズの代表的なサックス奏者でした。このアルバムには、彼らのオリジナル曲「Headache」や「Blues for Benny」、ジョージ・ガーシュウィンの「A Foggy Day」やコール・ポーターの「Night and Day」などのカバー曲が収録されています。このアルバムは、ライオネル・ハンプトンのヴィブラフォンとギターの両方の才能と、スタン・ゲッツの流麗で洗練されたサックス・プレイを楽しめる名盤です。

4. Silver Vibes (1959)

このアルバムは、ライオネル・ハンプトンがホレス・シルヴァー(ピアノ)と共演したアルバムです。ライオネル・ハンプトンは、ハード・バップのパイオニアであるホレス・シルヴァーの作品に感銘を受け、彼の曲を演奏することを決めました。このアルバムには、ホレス・シルヴァーの曲が6曲収録されており、それぞれがハード・バップの典型的な特徴であるブルースやゴスペルの要素を持っています。特に、「Doodlin’」は、ホレス・シルヴァーの代表曲で、ライオネル・ハンプトンのヴィブラフォンがホレス・シルヴァーのピアノと絶妙に対話する、楽しくてスウィングする曲です。このアルバムは、ライオネル・ハンプトンのハード・バップへの挑戦と、ホレス・シルヴァーの音楽的な影響力を示す名盤です。

5. Lionel Hampton and the Golden Men of Jazz (1993)

このアルバムは、ライオネル・ハンプトンが1993年に行ったライブ録音のアルバムです。ライオネル・ハンプトンは、この時点で80歳を超えていましたが、まだ現役で演奏していました。このアルバムには、ジャズのレジェンドとして、クラーク・テリー(トランペット)、ハリー・エディソン(トランペット)、アル・グレイ(トロンボーン)、ジェームス・ムーディ(テナー・サックス)、ミルト・バックナー(オルガン)、グラディ・テイト(ドラムズ)などが参加しています。このアルバムには、ライオネル・ハンプトンの代表曲である「Flying Home」や「Hamp’s Boogie Woogie」のほか、ジャズのスタンダード曲「Stella by Starlight」や「Mack the Knife」などが収録されています。このアルバムは、ライオネル・ハンプトンの不屈の精神と、ジャズの歴史を作った名人たちの素晴らしい演奏を感じることができる名盤です。