ジャズピアノの名盤を紹介します。
定番アルバムと、グラミー賞受賞作を中心に選びました。
Jazz Piano名盤おすすめ27選
Jazz Piano名盤おすすめ ビルエヴァンス編
併せてお読みください。
Jazz Piano名盤おすすめ1.自己との対話
ジャズ・ピアノの詩人ビル・エヴァンスが多重録音を駆使して創りあげた”ひとりピアノ・アンサンブル”。1964年のグラミー賞受賞作品。
3台のピアノによる多重録音、そして
セロニアス・モンクのオリジナル曲を3曲
・ジャスト・ユー、ジャスト・ミー
・ブルー・モンク
取り入れている、とても面白いアルバムです
Jazz Piano名盤おすすめ2.At The Montreux Jazz Festival by Bill Evans
1968年、第2回目のフェスティヴァルでのステージを記録した傑作ライヴ・アルバム。ビル・エヴァンスならではの鮮烈な個性とスリリングな演奏が聴ける、グラミー受賞アルバムだ。
ジャック・デジョネット~エディ・ゴメスという、この当時の最高のピアノ・トリオを形成してスイス、レマン湖に乗り込んだビル・エヴァンスの作品。高レベルの聴衆と粋なMCに乗せられたエヴァンスの弾むようなプレイが堪能できる。ライブながら録音も生き生きとした素晴らしいレベルに仕上がっている。
「お城のエヴァンス」の名前で有名なアルバム、ライブの躍動感も最高です。
Jazz Piano名盤おすすめ3.アローン
エヴァンスの必聴アルバムです、グラミー賞 最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム(1971年)
毎晩聴いています。
弾いてみたい方は完全コピー楽譜もあります。
是非どうぞ。
Jazz Piano名盤おすすめ4.ビルエヴァンスアルバム
2014年に4回に亘ってリリースし(2月、3月、9月、10月:各50タイトル)、大好評を博した「ジャズ・コレクション1000」シリーズの第5弾&第6弾。過去4回のリリース同様にColumbiaとRCA というアメリカを代表する2大レーベルを中心にソニーミュージックが所有する豊富なジャズ・カタログから、長らく再発を望まれている作品の初CD化や現在入手困難なレア作品を含む100タイトル(第5弾:10/14発売 50タイトル、第6弾:11/11発売 50タイトル)を\1,000+税(2枚組は\1,500+税)というスペシャル・プライスでリリース。全タイトル新規ライナーノーツ。
グラミー賞で2部門を制覇したビル・エヴァンスのベスト・セラー・アルバム。ベース奏者エディ・ゴメスとのコンビネーションには更なる磨きがかかり、全曲を自作で占めるなどコンポーザーとしての魅力も全開している。アコースティック・ピアノとエレクトリック・ピアノを併用、まったく新しいアレンジに衣替えした代表曲「ワルツ・フォー・デビー」が最大の聴きもの。
Waltz For Debbyのイントロが美しいアレンジになっていてオススメです。
⇒ピアノジャズの名曲集めました。おすすめ22曲
こちらの記事でも紹介しています。
Jazz Piano名盤おすすめ5.We Will Meet Again
ビル・エヴァンス最後のスタジオ録音。ワーナー移籍後の第3作。1979年に録音されたこのアルバムはその年に亡くなった兄、ハリー・エヴァンスに捧げられた作品。後期では例外的にトランペット&サックスを起用したグラミー受賞作。
後期のエヴァンス、マークジョンソンのベースが好きなんですよねー。
ラムゼイ・ルイス
Jazz Piano名盤おすすめ6 ジ・イン・クラウド/ラムゼイ・ルイス トリオ
ジャズ・ロックの名盤として知られるルイス最大のヒット作にして最高の内容を誇る1枚。トリオとしても絶頂期に差し掛かっていた時期のライヴ・レコーディングだけに、ルイスと彼のグループの魅力が満喫できる。タイトル曲以外にも「テネシー・ワルツ」など名演がずらりと並ぶ。
65年度グラミー賞受賞作、大人気のソウルアルバムです。
オスカー・ピーターソン
Jazz Piano名盤おすすめ7.ザトリオ
パブロとオスカー・ピーターソンとくれば、欠かせないのがジョー・パスのギター。さらにニールス・ペデルセンを加えたこのドラムレス・トリオは、グラミーの最優秀ジャズ・グループ賞にも輝いた屈指の演奏を繰り広げている。
ドラムレスなのにグイグイスイングして最高です。
Jazz Piano名盤おすすめ8.ライブアットブルーノート
世界的巨匠ピアニスト:オスカー・ピーターソンン来日記念特別企画。日本・カナダ交流75周年記念。 1990年にニューヨークの名門ジャズクラブ=ブルーノートにて行われたライヴの模様を収録した4枚の名盤(「リユニオン・アット・ブルーノート」「サタデイ・ナイト・アット・ブルーノート」「ラスト・コール・アット・ブルーノート」「アンコール・アット・ブルーノート」)がボックス・セットで登場!! 伝説のピアニスト=オスカー率いるクァルテットの歴史的ライヴ演奏を心行くまで堪能できる、ファン必須のコレクターズ・アイテム。 直輸入盤仕様。 [パーソネル] オスカー・ピーターソン(pf)、ハーブ・エリス(g)、レイ・ブラウン(b)、ボビー・ダーハム(ds)
歴史的名盤、オスカー・ピーターソンで何か1枚と言われたら迷わずこれ。
Jazz Piano名盤おすすめ9.サタデーアットナイト オスカーピーターソン
大好評を得た前作に続く、オスカー・ピーターソン・トリオ(本当は4人)のブルーノートでのライヴ・アルバム。前作同様、さすがにイキのあった演奏で、ノリノリのプレイを聴かせてくれている。最高にゴキゲンなジャズ・アルバム。
先ほどのアルバムについでオススメです。
チック・コリア
Jazz Piano名盤おすすめ10.ノーミステリー リターントゥフォーエバー
『ノー・ミステリー』(No Mystery)は、チック・コリアが率いるフュージョン・バンド、リターン・トゥ・フォーエヴァーが1975年に発表したアルバム。
アメリカのBillboard 200では39位、『ビルボード』誌のジャズ・チャートでは7位に達した。本作は、グラミー賞の最優秀インストゥルメンタル・ジャズ・パフォーマンス賞の受賞作となった。
Jazz Piano名盤おすすめ11.レプラコーン
Leprechaunは、1976年に録音およびリリースされたChick Coreaによる9番目のソロアルバムです。ホーンとストリングのセクション、およびCoreaの妻Gayle Moran(元マハヴィシュヌオーケストラ)のヴォーカルが特徴です。
このアルバムは、CoreaがジャズフュージョングループのReturn toForeverでレコーディングしたものです。アルバムは、リターン・トゥ・フォーエバーがそれまでに制作したものよりもジャズ志向ですが、フュージョン・エッジは依然として非常にはっきりと鳴っています。Coreaは、1977年の第19回グラミー賞で、アルバムのグループから最優秀ジャズパフォーマンス賞のグラミー賞を、 「Leprechaun’s Dream、Pt.1」の最優秀楽器アレンジメント賞のグラミー賞を受賞しました。
チック・コリア好きでもそうでない人にもオススメできる1枚です。
Jazz Piano名盤おすすめ12.フレンズ チックコリア
『フレンズ』(Friends)は、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト、チック・コリアが1978年に発表したスタジオ・アルバム。
アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200で86位、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは4位を記録した。本作は第21回グラミー賞(英語版)で最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞(グループ部門)を受賞した。スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「コリアの曲としては、さほど有名でない8曲を収録しているが、実際には優れた演奏の記録となっている」と評している。
Jazz Piano名盤おすすめ13.デュエット チックコリア
永遠の名作『クリスタル・サイレンス』から約7年、ピアノとヴィブラフォンのカリスマによるスーパー・デュオの復活を捉えた一枚。15分を超える「デュエット組曲」、およびチック生涯の代表曲である「ラ・フィエスタ」に、より濃密さを増したチックとゲイリーの境地が刻み込まれている。
ヴィブラフォンとピアノってなんて相性がいいんでしょうね。
Jazz Piano名盤おすすめ14.チューリッヒ チックコリア ゲイリーバートン
チックとゲイリー、両者の才能が火花を散らす伝説のチューリッヒ・ライヴ。名曲「セニョール・マウス」、「バド・パウエル」収録。1979年録音。スイングジャーナル主催ジャズディスク大賞“金賞”受賞。
デュオならこちらも、
『バド・パウエル』のベストテイクが聴けます。
Jazz Piano名盤おすすめ15チック・コリア・アコースティック・バンド
エレクトリック・バンドで素晴らしいリーダーシップを発揮したチック・コリアが率いていたピアノ・トリオの89年録音作。スタンダードに新しい息吹きを与えた演奏はキース・ジャレットと並んで、当時最高のアコースティック・ジャズのひとつに挙げられていた。
ジョンパティトゥッチ(bs)、デイブ・ウェックル(ds)との素晴らしいトリオ第一弾。
全曲名テイク、ヘビロテ必須です。
Jazz Piano名盤おすすめ16.アルティメットアドベンチャー
様々な音楽を展開するチック・コリアにとってスパニッシュ・フレイバーの作品群は最も重要な位置を占めてきた。『Light as a Feather』『My Spanish Heart』といった系譜に連なる現代の感性を反映した作品がこの作品だ。SF作家ロン・ハバードの小説を題材にチックが織り成すニュー・ミュージック・アドヴェンチャー。いままでRTFの出発の初期からチックを支えてきたアイアート・モレイラのほか、スティーブ・ガッド、ヒューバート・ローズといったベテランから、エレクトリク・バンドでの長い貢献でチックの信頼も厚いフランク・ガンバレ、さらに人気急上昇のティム・ガーランド、西海岸最高の人気ドラマー、ヴィニー・カリウタも参加。C-Fluteの特徴的な音色が印象的なホルヘ・パルド、など多彩なミュージシャンを配置。作品は組み曲風の仕立てで19曲から成り立っている。HP上で公開された録音風景からも今回の作品に掛けるチックの意気込みが伝わってくる。
骨太、聴きごたえのあるアルバムです。
Jazz Piano名盤おすすめ17.ナウヒーシングス・ナウヒーソブス
タイトル曲は、1999年にグラミーの殿堂(英語版)入りを果たした。Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「チック・コリアのデビュー作『トーンズ・フォー・ジョーンズ・ボーンズ』(1966年末に制作されたが1968年まで発表されなかった)より1年以上後の録音だが、『ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブス』は、彼が以後長きにわたり重ねていく冒険的なキャリアの、すべての要素を始動させた、真のファースト・アルバムとも呼べる作品である」と評している。
ベタ中のベタの一枚を紹介してしまいました。
歴史的にも名盤です。
⇒ジャズにはどんな種類(ジャンル)がある?特徴、歴史を徹底解説!
バービー・ハンコック
Jazz Piano名盤おすすめ18.ガーシュインワールド
ハービー・ハンコックの1990年代のハイライトとなった豪華な作品で、偉大な作曲家ジョージ・ガーシュウィンの生誕100年を記念した企画盤。スティーヴィー・ワンダーらも参加し大ヒットを記録した。
ガーシュインオンリーアルバムは色んなアーティストが出していますが、特にオススメですね。
Jazz Piano名盤おすすめ19.Maiden Voyage
ハービー・ハンコックの新しいジャズの夜明けを象徴する代表作。マイルス・スクールで学んだモード奏法を大胆に展開した楽曲は、すべて≪海≫がコンセプト。まさに船出をイメージさせるサウンドの新鮮さは、今の時代になっても少しも薄れていない。
これもベタ中のベタアルバムですが、名盤なので。
Maiden Voyageはジャズプレイヤーが演奏するスタンダードとして残っています。
マッコイ・タイナー
Jazz Piano名盤おすすめ20.イルミネーション
ジャズ・ピアニスト/マッコイ・タイナーのアルバム。サックス奏者/ゲイリー・バーツ、トランペッター/テレンス・ブランチャード他との共演による作品
2005年グラミー賞受賞。
Jazz Piano名盤おすすめ21.Nights of Ballads & Blues
本作は、若き日のマッコイ・タイナーがインパルスに残した6枚のリーダー作の中で、寛いだ雰囲気を持つ人気盤。セロニアス・モンク、デューク・エリントンのナンバーから「酒とバラの日々」といったおなじみのスタンダードまで、ブルース・フィーリングに満ちた繊細な表現力で弾きこなす作品。
マッコイ・タイナーはきちんとビバップが出来たうえで、自身のスタイルを築いているんですよね。
ということが分かる良盤です。
Jazz Piano名盤おすすめ22.Real Mccoy
ジョン・コルトレーンのバンドから独立後初のリーダー作となった1967年録音のブルーノート第一弾。
1967年、ピアニストのマッコイ・タイナーは新たなスタートを切る準備ができていた。彼はその2年前に偉大なジョン・コルトレーン・カルテットを脱退し、コルトレーンのレーベルImpulse! レコードからも移籍していた。ブルーノートのデビュー作『The Real McCoy』で、彼は最高傑作を生み出し、自身の創造力としての地位を確固たるものにした。テナー・サックスのジョー・ヘンダーソン、ベーシストのロン・カーター、ドラマーのエルヴィン・ジョーンズが参加した世界的なカルテットをフィーチャーしたこのアルバムでは、”Passion Dance”、”Search for Peace”、”Blues on the Corner “など、時代を超越した5曲のタイナーのオリジナルが披露されたのだ。
【パーソネル】McCoy Tyner(p) Joe Henderson(ts) Ron Carter(b) Elvin Jones(ds)
これを聴かずして何を聴く!という1枚
マッコイタイナーの本領発揮アルバムです。
Jazz Piano名盤おすすめ24.Melody at Night With You
23年ぶりのスタジオ・ソロ・ピアノによるキース・ジャレットの復活第一弾。慢性疲労症候群という厄介な病気に苛まれたキースは99年1月ニューヨークでスタンダード・トリオによる復活コンサートで狼煙を上げ、6月にはヨーロッパ・ツアーを成功させた。本作は98から99年にかけて自宅内にあるスタジオで録音された初の「スタンダード・ソロ・ピアノ」である。病気から回復し自宅内でのリラックスした演奏はキースがこれまで歩いてきた道を見つめ直すとともに、ジャズというフィールドが生み出してきたソロ・ピアノの歴史に再び新しい1ページを刻み付ける、心を震わせる出来上がりになっている。一音一音言いきかせるように奏でるピアノの音が何ものより如実にいまのキースを物語っている。オーディオ的には、ECMらしくない(?!)暖かい音色がこの作品をある意味での異色作に仕上げた。 ガーシュインが作った「アイ・ラヴ・ユー、ポーギー」、物語の中で歌われる限りなく哀しい、黒人霊歌に匹敵するようなスピリチュアルな響きのこの曲を、キースは彼なりの違った悲しみの表現に変えてみせる。雄大な小麦畑を連想させるような、キースの奏でる壮麗ともいえる世界は遥かに続く未来を感じさせる。デューク・エリントンの「アイ・ガット・イット・バッド」、ビッグバンドにおける粋なアレンジやブルース・フィーリングとは異なって、かつてキースが70年代のソロ・ワークで見せたような、そして、その後のスタンダード・トリオのソロ・パートで見せたような、タイムを外しながら走り去る手法がふんだんに使われている。ここでのキースはまさに好調真っ只中だ。カーン=ハマースタインの「ドント・ビリーブ・ミー」は右手と左手が織り成す、美しい織物を見るような演奏。ピアノ本来の音を100%以上に惹き出すキースのピアニストとしての真骨頂が垣間見られる。ガーシュインの「誰かが見ている」は映画にも使われたスタンダード曲、ここではキースは情感いっぱいのこのメロディを暖かいピアノの音で包んでみせる。サビからの流れるようなメロディ・ラインはかつてのキースが持っていた研ぎすまされたような冷たさとは一線を画すハートフルな演奏だ。キースのアレンジによって甦ったトラディショナル・ソングの「マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ」。あまりにも美しいメロディは一度聴いたら忘れられない。本作のハイライトともいえるこの演奏でこの曲からキースは何を惹き出したのだろうか。遠い日にいつか聴いたメロディが響く。メドレー風に弾き継がれる「ブレイム・イット・オン・マイ・ユース~メディテイション」、そして、メロディの美しさでは「マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ」にも匹敵する「サムシング・トゥ・リメンバー・ユー・バイ」はメロディ・ラインをいかに美しく聴かせるかに終始するロマンティックなアプローチが続く。サミー・カーンの「ビー・マイ・ラヴ」もややマイナーな曲調がキースをすっかり落ち着いた心にさせている。響きの向こうに何かを追い求めるようなキースの執拗さの中に新しいキース・ミュージックの魅力が見えてくる。“キース・アレンジ”のトラディショナルな作品「シェナンドー」。キースのこうした選曲がいまの彼の心境を物語っている。かつての『サムホエア・ビフォア』におけるカントリー・ライクな味わいを残しながらもさらに大きく広がる世界を感じさせるその演奏は、都会の雑踏から逃れたい現代人の心象を象徴して響いてくる。タイトルが印象的な「アイム・スルー・ウィズ・ラブ」はややジャズ的なメロディ・ラインを持った作品。ここでキースはあくまでも余韻を響かせ、ピアノを鳴らしきっている。 本作はキース・ジャレットが到達した新たな感情表現の境地を感じさせる畢竟のソロ・スタンダードとなった。
無人島に持っていきたい一枚。
楽譜はこちらの記事から
Jazz Piano名盤おすすめ25.ザ・ケルンコンサート
こちらの記事で解説しています。
⇒キース・ジャレットの名盤【5】
まとめ
知らない一枚に出会えたなら幸いです。
上手くなりたいならジャズ沼ラーニング
・体系化されたカリキュラム
・自分のペースで進められる
・マイページで進捗確認&復習可能
・宿題提出型のシステムでマンツーマン徹底サポート